2015.07.06

27年度ライフデザイン公開講座レポート

6月21(日)ライフデザイン公開講座を、
愛媛大学メディアホールにて開催しました。

★★第一部は、学生向けの授業★★
「人生をデザインしよう!就活→結婚→子育て?“じぶん設計”
について先輩から聞こう。」
講師は:NPO法人ファザーリング・ジャパン 安藤 哲也さんです。
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安藤さんは現在52歳、お子さんが3人いらっしゃいます。
大学を卒業後、出版社やIT企業に勤務し、2006年11月、 会社員の傍ら、父親の子育て支援・自立支援事業を展開するNPO法人ファザーリング・ジャパン(FJ)を立ち上げ、代表に。

その後、社会的養護の拡充と児童虐待の根絶をめざす
「NPO法人タイガーマスク基金」を立ち上げたり、「厚生労働省イクメンプロジェクト推進チーム」座長になったりと、父親×子育てのために勢力的に活動されています。

安藤さんが代表をされているFatheringとは・・・簡単にいうと「父親であることを楽しむ」こと。
働き方の見直し(WLB)や、 企業の意識改革、地域社会の再生など、父親育児の環境づくりなど 次世代育成を目標に、
セミナー、スクール、検定、旅行、出版など、
さまざまな父親支援事業を展開しています。

ここからは、講座の内容を少しご紹介します。

Qなぜ今、ファザーリングが注目されているのか?

「それは、現代が抱える問題『少子化』にあります。」今、日本の8割が核家族。子供を出産すると、
まわりに頼れる人がいない=共働きに不安があるという夫婦が大半。

Q今、熟年離婚も増えていますが・・・?

産後に、一人で辛い想いをした妻が、 子育て中、じっと我慢→子供が独立→離婚

「産後クライシス=熟年離婚」という方程式が出来上がった。

某雑誌のアンケート結果(1200人に実施)
■夫に不満がある・・・・・・・・・・96%
■日常的に離婚を考える・・・・・82%
■夫が早く死んでほしい・・・・・・54.6%
生まれ変わっても連れ添いたいと答えた方は、わずか4%
という結果になったそうです。 😯

ちなみに!!30代の母親が2子を産めない理由のひとつは 「夫の非協力」(厚労省調べ)!!!

 

少子化には、父親の子育てが大きく関係しているそうです。
【父親が変われば、家庭が変わる!地域が変わる!企業が変わる! そして・・・・・社会が変わる!!!】
今は、子育てと仕事を天秤にかける「トレードオフ」ではなく、「寄せ鍋型」のワークライフを実践すべきだ!と語られていました。

 

★★第二部は、企業関係者向けの授業★★

テーマは「えひめで働き・暮らす若者を増やすには?
少子化時代の採用と育成は激戦時代」

~愛媛県の少子化を阻止するムーブメントに!~
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☆パネラーには

ジョブカフェ愛workセンター長         大内由美さん

愛建電工(株)代表取締役専務         高橋拡行さん

愛媛トヨタ自動車(株)人材育成採用担当    和泉智子さん

ブリッジインターナショナル(株)       竹林直哉さん

NPO法人ファザーリング・ジャパン       安藤哲也さん

 

最初に、愛媛県の少子化に関するデータを大内さんより紹介。年々子供が減り、現在の出生率は、第2次ベビーブーム(現在40代前半の人が産まれた頃)の半分以下。数年後には複数の市町村で若い女性が消失する恐れも・・・・。この原因に挙げられるのが、「生計に不安=で共働きにはネガティブなイメージがあり踏み切れない」という女性の不安。その不安は、夫に対してでもあり、企業に対してでもあります。

パネラーの高橋さん代表を勤める愛建電工(株)は、 「次世代育成支援対策推進法に基づく取り組み」を積極的に取り入れられ、
●ノー残業デーの実施(週1回)
●子供の看護休暇を1日単位から時間単位で取得可能
●リフレッシュ休暇制度
●バースデー休暇制度等を取り入れています。

続いてのパネラー和泉さんは、社内で初めて育児休暇を取りました。和泉さんは、結婚前から、「結婚しても仕事をしたい!」と、会社にアナウンスしたいたそうです。「私じゃないとできない仕事」と、 楽しめる、やりがいのある仕事と巡り合えるかどうかが重要。
子育ても大切だけど、キャリアも大切。両方を積極的に考えるべきと 言われていました。

続いてのパネラー竹林さんは、東京での子育てに不安を感じ、会社に「場所を変えての転職」か「支店のある愛媛に転勤する」かを相談。
家族で転勤転職することに。子供が病気のときは、6:4で奥さんと自身で休みを取ったり、病児保育を活用。ワークバランスのために男性も「ダメもとで動いてみる」ことが大切。男性も、子育てや家庭に配慮し、職場を選ぶ時代だと語っていられました。

最後に安藤さんより、首都圏での状況と、子育てにおける地方のよさ、地方中小企業への発信(地方創生)について。

今、経営者や働く女性の「働き続けること」への危機感や機運は高まっていますが、かじ取りの現場リーダーは変化についていけません。10年前とは働く人も環境も多様化していることを知らない人たちが経営をしているのです。
『イクボス』(男性の従業員や部下の育児参加に理解のある経営や上司のこと)がもっと増えるべき。また、子供は母親だけではなく地域が育てるもの。企業はもっとダイバーシティ経営に力を入れていくべき!これからは権利主張者も増えていくはずなので、企業は「業績にコミット」することが大切。フロンティアが、子育てしながら効率よく仕事を見本を見せる。会社もそれを評価していく。そうすればよい方向に変わっていくはずと言われていました。

パネラーのみなさんのお話のあとには、参加者のみなさんからの質疑応答&感想の時間を持ってライフデザイン公開講座は無事終了いたしました。

パネラーのみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました。
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