2015.02.05

2月1日ライフデザイン交流会 開きました。

2月1日、愛媛大学法文学部の大会議室で、

「大学生による大学生のためのライフデザイン交流会」を開きました。

 

8名の大学生スタッフとともに半年間、子育て体験やライフデザイン講座を行ってきました。

彼らが感じたことを発表し、共有する場として準備してきた交流会。

 

コーディネーター山本清文さんと4名の社会人ゲストが、

大学生の素直な思いを受け止め、温かい言葉を返します。

模造紙を囲み、「結婚・子育て・働く」をテーマにグループワークも取り入れた3時間。

3つを考えて、自然とたどりついたのは、 「べき論」から放たれ、自分の本音と向き合うこと  寛容性の大切さという、生きる上での心構えでした。

 

以下、詳細です。長文ご容赦ください

[メンバー紹介] 司会進行 学生スタッフ井上京香(愛媛大学3年)

学生スタッフ発表者

「ライフデザイン出張講座」

板橋成美さん(松山大学3年)

今治絵梨花さん(愛媛大学3年)

「子育て体験」 平尾光市郎くん(愛媛大学4年)

永吉侑太くん(愛媛大学4年)

 

コーディネーター&司会/山本清文さん(劇団主宰)

社会人ゲスト 樋口孝幸さん(㈱日本エイジェント)

和泉智子さん(愛媛トヨタ自動車㈱)

壽野博志さん(㈱寿住宅)

重見千恵さん(ブリッジインターナショナル㈱)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

プロジェクトに参加して半年、板橋さんが感じたこと。 それが今回の大きなテーマになりました。

「結婚、子育てに対してマイナスイメージだったのはこうあるべき、という 「べき論」にこだわっていたからだとわかった。夫婦は仲良くあるべき、 働きたいけど小さいうちは子どもと一緒にいるべき―。 この事業でたくさんの社会人に触れて、べき論にとらわれず、自分の価値観で 自分の大切なものを大事にしたいと考え方が変わった」

 

言葉は違うけど、今治さんが抱いた思いも同じ。

「制度や周囲の協力もだけど、最後は自分の考え方次第だときづいた。 専業主婦になるしろ、共働きをするにしろ、自分で生き方を選ぶことの大切さにきづいた」

 

専業主婦志向だったけど、会社初の育休を取得するなどいくつもの 壁を乗り越えてきた和泉さん。「若いときは『べき』論にこだわった。 社会に出ると今度は、結婚したらやめるんでしょ?みたいな周りの『べき論』 に苦しむ。でも結局のことろ、自分がどうしたいのか?ではないかと思う」

 

こちらが想定するものを超えた重みのある言葉を樋口さんからいただきました。 「『べき論』にとらわれない次の世代を作るために、いまぼくたちができることは何なのか考えたい」

 

子育て体験を通じて感じたことを発表した永吉くんと平尾くん。 結婚・子育てに対してマイナスイメージだった永吉くんと、 幸せなイメージを持っていた平尾くん。発表は、対照的でした。

 

「自由がきかない」、「経済的負担が大きい」。永吉くんが抱くマイナスイメージの原因。 共働き夫婦のお家に訪問したり、保育園で子どもと触れ合うなかで、 「子どもと遊ぶのって楽しい」「結婚してもそれぞれ尊重して自分の時間を大切にしている」

一方、平尾くん。 間接照明が照らす家で、幸せそうなイメージが、共働き夫婦宅に体験をしたとたん、 子育てで直面する課題をリアルにイメージし、気づけば課題と不安だらけに。

熱を出したら誰が病院に?両親が近くに住んでないといけないの? 夜泣きにどう対処する? 寝不足で会社遅刻しそうになったら?

 

「まさにうちの問題。想像力が豊か!」と寿野さん。 多忙なラジオアナウンサーの妻と2人3脚、手探り状態である今について 「いろんな問題が確かにあるけれど、夫婦で協力すればきっと乗り越えられる」とエールを送りました。

 

1歳の子どもさんがいる重見さんは「病院に連れていくのは、わたしがやっている。 男性も子どもに何かあったとき、1時間、2時間時間給をとれるような、それが義務になれば 世の中のお母さんは楽になる」。

子どものことに対して、男性も平等に責任をとること。 これが常識になって始めて「女性活躍」の土壌ができる。そう思います。

 

後半は、それぞれの結婚、子育て、働くことについて考える時間。 模造紙とポストイットでグループワーク。それぞれ発表する時間も設けました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

「すべての根底には『コミュニケーション』が大切」 「結婚、子育て、働くことはすべてつながっている」 などなど、チームごとにいろんな感想が出ました。

 

3月は就職解禁。「短時間勤務ができる企業に就職したい」といった学生さんの言葉に 社会人お2人が同じメッセージを伝えました。

 

「時代は確実に変わっている。今日ここにいるみなさんが、もっと働きやすい環境 にするよう会社を変える人材になってほしい」

 

最後は、山本清文さんが学生に伝えたかったメッセージで締めくくりました。

「価値観は絶えず変化します。そして、会社の制度の前に、大変ね、さきに帰っていいよ、 みたいな個人の寛容性みたいなものが大事なんじゃないかな。 今日来た学生さんはそういう心持ちで社会に出るんだと思うと、頼もしい!」

 

もうすぐ結婚するという社会人の方もいて

「いや~~~、ほんと来てよかった。とても勉強になった」

と満面の笑みで会場をあとにしていたのがとても印象的でした。

 

毎回ですが、社会人ゲストの皆さまの学生さんたちに伝える言葉一つひとつが 思いに溢れていて、胸が詰まります。

改めて参加していただいた皆さまに御礼申し上げます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

BACK