2014.11.01

10月29日松大LD出張講座開催

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10月29日、松山大学で、経済学部 熊谷太郎教授のご協力をいただき、経済政策論Ⅱの受講生(163人が出席)を対象に、出張ライフデザイン講座を開きました。 その模様をお伝えします。

長文になります。ご容赦くださいませ。
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今回のテーマは、「結婚と子育て」。

講師兼オブザーバーに えひめ結婚支援センター  石井美奈子さん

トークセッションゲストに 愛媛新聞社 生活文化部 副部長 金行亜弥さん  いよココロザシ大学 学長 泉谷昇さんをお迎えしました。

■ライフデザイン学生スタッフがプレゼン

 

出張講座のポイントの一つは、ライフデザイン事業学生スタッフ(松山大学3年 板橋成美)のプレゼンです。スタッフへの参加動機や、受講生からとった事前アンケートの結果を発表しました。「結婚、子育てにいいイメージを持っていなかったが、いろんな社会人と出会い、イメージが変わった。就職もだけど、結婚、子育てについて話を聞く機会も同じくらい大事」と、等身大の思いを語りました。

 

アンケートでは、

① 99%の学生さんが結婚願望を持つ
② 9割近くが子どもを望む
③ 結婚、子育てともいいイメージの割合が高い

という集計結果をお伝えしました。

 

■石井さんが語る結婚の実情

 

石井さんがお話されたなかで、学生の理想と現実とが際立った数字が、生涯未婚率です。男性は5人に1人、女性は10人に1人、50歳までに結婚していないのが実情。石井さんは、意識調査や現状を踏まえ、結婚率を高めるためには「男女とも経済的、家庭的に協力していかなくてはならない」と指摘しました。自身が働くことに理解を示す男性と結婚したという石井さん。「就職、結婚、出産を有意義にするためには、学生時代から人生設計を立てることが大切」とアドバイスしました。

 

■トークセッション

 

ゲストは、多忙な新聞記者としてキャリアを積んできた金行さんと、自由に働ける環境を大切にしてきた泉谷さん。生き方、考え方も違いが際立ち、そこにトークの面白さがありました。

金行さんは25歳のとき、「自分を大切にしてくれる」会社員男性と結婚。二度の育児休業を取得し、着実にワーキングマザーの道を歩んできました。

 

一方、泉谷さんは24歳、「貯金はなかったけれど勢いで」結婚。行政職で融通がきく仕事に就き、退職してNPO法人を立ち上げました。

 

そんな2人にとって夫婦とは、
「ずばり鏡。こちらが優しくすれば相手も優しくなるし、逆もある」(金行さん)

「ラブラブというのではなく、尊敬しあい、認め合っている同士」(泉谷さん)

 

子どもの存在が、これまでの価値観を変えることもあります。

「生まれた瞬間、この子のために生きていこうと気持ちが変わった。夜の会合や飲み会はほぼ参加しない。男性は世間体を気にするが、早退や午後出社など弾力性のある働き方がもっとあっていいのでは」(泉谷さん)

 

オブザーバーという立場で、スピード婚を激白した熊谷教授も、「生活がガラっと変わった。娘を保育園に迎えにいき、妻がいないときは家事全般をする」

「夫、実家などみなで協力しながらやっている。大変だけど、子どもがいるから頑張れる」(金行さん)

 

皆さん共働きだからこそ、男女の役目の境界線が薄れ、チーム家族でサポートしあう関係ができるのかもしれませんね。

 

トーク終了後、学生さんはグループに分かれてディスカッション。結婚、子育てをテーマに真剣に話し合う姿がありました。

ゲストへの質問コーナーも設けました。

 

「こどもの思春期のやり過ごし方は?」
「離婚しない一番の秘訣とは?」
「どうやってこどもの名前をつけたのか?」

…などなど

 

具体的な質問が相次ぎ、学生さんの関心の高さを伺うことができました。

 

多くの生き方から4つの生き方に触れた学生の皆さん。
知ったうえで、どんな生き方を選ぶのか―。

 

トークセッションの進行を務めたNPO法人ワークライフ・コラボの堀田真奈代表は

「みなさんの親世代といまの社会は違う。リアル世代の話を聞いて、選択肢を広げてほしい。人生は、自らの意思で選択できるというのを、心に留めてほしい」と締めくくりました。

 

これからも、多様な生き方の提示に努め、学生さんのこれからに希望が持てるよう、心尽くして参りたいです。

最後にこの場をつくっていただいた熊谷先生、ゲストのみなさまに心より御礼もうしあげます。

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